現状の丸太・木材の流通は、林業者が原木市場に丸太を供給し、木材産業側が市場でセリによって丸太を購入する形態が一般的であるが、原木市場にて需給情報が分断されているため、需給のミスマッチが生じており、過剰供給による価格下落や、供給不安定による国産材嫌厭の一因となっている。

 

また、丸太の採材は2m・3m・4m・6mという長さで行うことが一般的であるが、長さの刻みが粗いために、製材側でカットしたり、長さ不足で1段階上の長さを購入したりというロスが発生していると考えている。  

そこで、木材産業側の需要情報を林業側につなぐことで、適切な需給バランスを維持し、価格・供給の安定を図ることにより、原木単価の向上と国産材需要の増加を図る。また、製材側が本当に必要としている長さで採材を行うことで、歩留改善による付加価値向上と、これまで外材が多く用いられていた2×4材や横架材など、新規需要の開拓を目指す。

スライド20
全体イメージ

  • (1)木材需要側が、どのような材をどれだけの量、いくらで買いたいか入札する。
  • (2)オークション形式にて市況が形成され、規格ごとの単価と需要量を表示。
  • (3)原木供給側では、市況に基づいて、各団地(山)における想定収支が表示され、施業計画の立案に利用できる。
  • (4)原木供給側と木材需要側が直接のコミュニケーションを行うためのチャット。
  • (5)林業現場では、どの材が収穫に適しているかを、市況の一覧のほか、単木表示や林尺(大きいノギス)、ハーベスタ(伐倒機械)などで確認できる。
  • (6)市況・注文状況に基づき、最適な造材パターン(丸太の長さ・切る順番)をナビゲーションする。重機運転席にて、タブレット端末での表示を想定。
    • チーム名 WOD