伐採の現場で感じたことは、木の「香り」だった。木材を「食」に絡めて消費してもらい、食品に「森」の価値を感じることで、従事者と消費者との関係をもっと近くしたい、と考えた。

Saica(歳薫)のサービスは、それぞれの産地の木を升やおちょこに加工し、地酒とともに販売することで、木の薫りと一緒に酒を味わってもらい、生産者と消費者のコミュニケーションまでも味わってもらおう、というもの。樹木の付加価値情報(薫り、分布、歴史)をサーバーに蓄積し、お酒を嗜むとその情報が自動的にWebやスマホですぐに見ることができるアプリを開発した。例えば、テーブルから離れたますの動きや、おちょこの傾きをセンサーで検知することにより、お酒を飲むアクションによってそのますの情報がスマホに表示される。消費者がSaicaのますで薫りと酒を味わうとともに、木や産地を身近に感じることができ、生産者と消費者とのコミュニケーションを生み出すアプリを開発した。木材を育てる50年の時間が今までデメリットだったが、これからは新たな価値として薫りとともに消費者に届けることができる。

  • チーム名 Saica